・・・過去問を解くだけでは間に合わないなら、1年前に何を準備すべきか・・・

国家試験の難問化

鍼灸の国家試験が年を重ねる毎にだんだんと難しくなってきているようです。

2018年の結果は2018年3月28日に発表されましたが、「はり」試験も「きゅう」試験も史上最低の合格率でした。

「はり」の合格率が57.7%
「きゅう」は62.5%です。

 
2019年以降の結果は、少し回復して「はり」「きゅう」ともに70%台に戻りましたが、ここ数年の合格率の推移を確認してみると、次のような感じです。

■はり
年  区分   受験者数 合格者 合格率
2010 第18回試験 5,283 3,990  75.50%
2011 第19回試験 5,483 4,553  83.00%
2012 第20回試験 5,015 3,651  72.80%
2013 第21回試験 5,157 4,005  77.70%
2014 第22回試験 5,036 3,892  77.30%
2015 第23回試験 4,976 3,808  76.50%
2016 第24回試験 4,775 3,504  73.40%
2017 第25回試験 4,528 3,032  67.00%
2018 第26回試験 4,622 2,667  57.70%
2019 第27回試験 4,861 3,712  76.40%
2020 第28回試験 4,431 3,263  73.60%
2021 第29回試験 3,853 2,698  70.02%
2022 第30回試験 3,982 2,956  74.23%
2023 第31回試験 4,084 2,877  70.45%

■きゅう
年  区分   受験者数 合格者 合格率
2010 第18回試験 5,262 3,939  74.90%
2011 第19回試験 5,499 4,595  83.60%
2012 第20回試験 4,996 3,498  70.00%
2013 第21回試験 5,235 4,138  79.00%
2014 第22回試験 4,998 3,946  79.00%
2015 第23回試験 4,893 3,773  77.10%
2016 第24回試験 4,732 3,550  75.00%
2017 第25回試験 4,444 3,010  67.70%
2018 第26回試験 4,555 2,845  62.50%
2019 第27回試験 4,655 3,656  78.50%
2020 第28回試験 4,308 3,201  74.30%
2021 第29回試験 3,797 2,740  72.16%
2022 第30回試験 3,892 2,963  76.13%
2023 第31回試験 4,010 2,875  71.70%

 
この10年ぐらいでは、70%台か80%台だった合格率は、2017年に67%と初めて60%台となりました。

そして、はり試験については2018年に57.7%と、50%台に落ち込んできました。これは驚きですね。

 
徐々に合格率が下がってきているということは、試験問題が難問化してきているということになります。

2019年以降は少し回復したものの、今後はどうなっていくのでしょうか。どこまで難しくなるのか不安に思う鍼灸学生は多くいることでしょう。

鍼灸学校の勉強だけで国家試験に合格できるのでしょうか。

あるいは、教科書を丸暗記しなければならないのでしょうか。

本当に悩ましいところですね。

 

ここ数年の国試過去問を分析

はじめまして。あはきこくし事務局のケイと申します。

私は、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師です。

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また、教員の仕事もしていて、鍼灸国試対策予備校にも籍を置いています。

そして10年以上前から国家試験対策についてデータを集め、分析をして参りました。

 
少し前までは、国家試験の過去問を解いておけば、ある程度は点数を稼げる、という時代でした。

しかしながら今後は、そう簡単にはいかないでしょう。何らかの作戦を立てなければなりません。

そこで私は、ここ数年の過去問を分析し、何とか対策を立てれないものかと少し時間をかけ、調べ始めました。

2018年の国試を含めた3年分の問題全て解いてみました。

 
すると、問題の出題傾向や、各問題の難易度が分かってきました。

さらには、この3年間の難易度分布を調べることで、分かったことがありました。

それにより、どのあたりの知識までカバーしておけば、合格ラインに到達できるかなども、出題された問題を分別することで、少しずつ見えてきたんです。

 
もちろん私は国試の出題者ではありませんので、厳密な部分までは当然、分かるはずもありません。

でも少なくとも受験生のかたが「何を、どこまでやればいいか」ということについては、じわじわっと分かってきたんですね。

その分析結果についてはPDF文書「国家試験、何からどうしていけばいいか」に記載してありますので、下記より取得してください。

メール講座に無料登録することで、この文書がダウンロードできます。国試対策や勉強法など各種情報をご案内しておりますので、是非ご覧いただければと思います。

■あはきこくしメール講座 無料登録フォーム
















 

勉強において一番大事なこと

上記の文書には、分析結果のほかにも、勉強法や国試対策のためのさまざまな情報が書かれています。

そして私は、このPDF文書に書かれている情報に加えて、

さらに効率よく勉強できる環境を作ることはできないだろうか」と考えました。

 
上記のPDF文書「国家試験、何からどうしていけばいいか」には、「学習タイプ」という概念が登場します。

これは勉強の仕方として、「書いて憶える」人や「読んで憶える」人、「聴いて憶える」人など、さまざまなタイプがありますが、そのタイプのことです。

それぞれのタイプに合わせて学習を進めていきますが、どのタイプであっても共通する注意点があるんですね。

そして注意点に加えて、「必ずしなければならないこと」もあります。

 
例を挙げると例えば、勉強の際にノートにまとめて憶える、という作業をしますが、人間はノートをまとめると「勉強した気分になる」という点です。

これは「教科書を読んだ時」や「理解した時」や「授業で先生の話を聴いた時」でも同様のことが言えます。

これらをすると、「勉強したような気」になるんですね。まずこれがその注意点です。

 
でも、国家試験に向けて一番大事なのは、「ノートをまとめること」でもなく、「教科書を理解すること」でもなく、「先生の話を注意深く聴くこと」でもないんですね。

もちろんそれらは大事ですけれども一番ではありません。一番大事なのは記憶すること」なんです。これが「必ずしなければならないこと」です。

 
そんなこと当たり前と思われがちですが、でも実際には学生さんの中には、上に書いたいずれかの作業で「勉強した気分」になり、結局一番大事な「暗記する」「憶える」という最後の段階までパワーを費やすことができない人も多いのではないでしょうか。

このことは上記のPDF文書に詳しく書かれていますので是非ご参照ください。

 
何を言いたいのかというと、勉強において、いかに無駄なく効率よく、そして「憶えるということを第一にできるかが、ひとつのカギとなるということです。

このためには私は、日々「憶えるための時間」そして憶えたことを確認する「思い出すための時間」を作りましょう、ということを強調しています。

 

強力な学習環境の構築

そして、その「憶えるため」「思い出すため」という時間を捻出やきっかけ、さらには過去問の出題履歴の確認や、問題の解説などを「システム化」できないものか考えました。

数年前から準備してきたのですが、ようやく完成しました。下記のような仕組みです。

■強力な学習環境

  • 数個のキーワードとその説明が毎日届き、実際に思い出すことで(思い出そうとすることで)「思い出し訓練」が可能
  • 数問の問題が毎日送られてきて、それらを解くことで「思い出し訓練」が可能
  • 1つの問題に対する詳しい解説文が毎日届き、問題を解いたあとに解説文を読むことで、知識の確認が可能
  • 条件での過去問抽出がアプリで可能。「今年の解剖学の問題を全て抽出」「三叉神経という語が出題された問題を全て抽出」などの検索が可能。時間短縮、知識の確認、思い出し訓練などが可能に
  • その他、勉強に関連する各種情報の確認がWebサイトにて可能

このような学習環境が準備できました。

 

国試対策の勉強に近道はありませんが、上記のように時間短縮することで、時間の有効活用が可能になります。

そしてPDF文書でも触れていますが、「ノートをまとめる」ことに専念するよりも、憶える・暗記するという時間をできるだけ増やし、さらには時間を有効に活用することが、合格への最短ルートに近づくことになるでしょう。

 

学習環境の一部をご紹介

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■問題の解説 サンプル

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■思い出し訓練 サンプル

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あはきこくし インターネット会員

上記のような仕組みを、システム環境として整えました。

あはきこくし インターネット会員」です。

国家試験に向けた勉強をサポートする強力なツールになると信じております。

是非ご利用いただければと思います。

 

この学習環境を使用するのにおすすめの時期は、国家試験の1年前から半年前ぐらいがよろしいかと思います。つまり4月から9月ぐらいでしょうか。

というのもその時期は、国試に対して、まだ自分の勉強法が確立していないからです。

「あはきこくし」のこの、総合的な学習環境は、ご自身の勉強スタイルペースを作るための「きっかけ」になると思います。

もちろんそれ以降も、国試直前まで使用していただいても構いません。そのあたりは自由です。

 

このシステムを活用した学習環境の中で、特に人気なのは「過去問検索アプリ」です。

過去問を任意の条件で絞りこむことができるので、とても便利ですね。

そして、毎日「思い出し訓練」ができる仕組みも人気です。

 

この学習環境は月単位の会員制なので、一つの使い方としては国家試験の1年前に、まずは集中して1~2ヶ月ほど「訓練」をしたいという使い方もできますし、夏までとにかく集中使用したい、なども可能です。

使いたい時に集中して使ってみる、という使い方が可能ですので、応用範囲が広いと思います。

「過去問検索アプリ」以外にも、「思い出し訓練」や「過去問解説」もおすすめですので、どうぞ楽しみながらご利用ください。

 

受講者の声

今回「あはきこくしインターネット会員」でご提供するシステムの一部を以前、数十名の方々に別の形で受講していただきました。

その受講者さまから、たくさんのご感想やご意見が届いております。

その一部をご紹介させていただきます。

Sさん ご使用年:2010年

勉強の環境が素晴らしいと思いました。自動的に情報が飛んでくるのはとてもいいと思います。勉強がつらい時もありましたが送られてくる情報をきっかけに「よし、がんばろう」という気になりました。
(※個人の感想ですので成果を保証するものではございません)

Yさん ご使用年:2011年

メールがモチベーション継続のきっかけになりました。どうしてもだらけてしまったり、仕事の疲れなどで浮き沈みがあるので。あれがなかったらどうなっていたかと思うと怖くなります。とても感謝しております。
(※個人の感想ですので成果を保証するものではございません)

Wさん ご使用年:2016年

過去問検索アプリが良かったです。過去の出題パターンが確認できるし、不要かどうかの判定にも使えました。検索結果を元にまた検索して、また問題を解くという感じにいくらでも続けられると思いました。あと、最初は正解の部分がプルダウンでしたが改訂版はすぐに答えが見れるようになって使いやすかったです。
(※個人の感想ですので成果を保証するものではございません)

Hさん ご使用年:2012年

自分の生活リズムに合わせて使える環境でした。移動時間や隙間時間を有効に使えたと思います。
(※個人の感想ですので成果を保証するものではございません)

Kさん ご使用年:2015年

とりあえず、思い出し訓練のシリーズがおもしろかったです。毎日、「これなんだっけ?」の繰り返しでした。(笑)
(※個人の感想ですので成果を保証するものではございません)

Sさん ご使用年:2018年

過去問の難易度分類が非常に役に立っています。ありがとうございます。難易度を考慮することはとても大切だと実感しました。
(※個人の感想ですので成果を保証するものではございません)

これらのほかにも多数、届いております。

 

国試に必要な準備、「武器」

国試対策に必要な「武器」というものがあります。

国試対策での武器には大きく2種類ほどあると私は思っているのですが、その一つ目は「教科書以外の、まとめ資料」です。

通常は自分で作成した手書きのノートやメモ類ですね。

知識を整理して、まとめて、わかりやすく表現したものです。

ほかにも学校の授業で配られたプリントや資料なども、教科書を補足する資料ですね。

あるいは、市販の参考書も「まとめ資料」としては活用できます。

大事なのは、「教科書に書かれている内容が、別の媒体で別表現で書かれていること」です。

これは、PDF文書「国家試験、何からどうしていけばいいか」にも書きましたが、記憶を助けるための、いわゆる「印象付け」に効果的なんですね。

憶えるためには、いかに自分の脳にインパクトを与え、印象づけるか、が重要だと思います。

上記のPDF文書は無料ですので是非ご覧になってください。

無料とはいえ、有料コンテンツからの抜粋ですし、スマホ版では150ページを超える長編となっておりますので、読み応えがあると思います。

このPDF文書にも「武器」について書かれていますので、どうぞご確認ください。

そして二つ目の武器は「画像や音声やアプリなどの電子媒体」です。

 

武器としての電子媒体

コンピュータ技術やインターネット環境が整った現代では、勉強という分野においても、このIT(Information Technology 情報技術)環境を外して考えることはできなくなってきていますね。

ある小学校ではタブレットを一人に一台ずつ持たせているという話もあります。

そして携帯電話もスマートフォンに進化して、インターネットやアプリ、画像や音声や動画など、電子媒体としてあらゆるものが使用可能ですね。

これらはコンピュータ技術の賜物だと思います。そしてこの電子媒体こそが、鍼灸国試対策においても武器となり得るわけです。

この二つ目の武器である「電子媒体」をサポートする環境が「あはきこくし インターネット会員」です。

 

お申し込み方法

鍼灸国試対策のためのサポート環境「あはきこくし インターネット会員」は、月額制のサービスとなっております。

販売価格は税込みで月額1,500円とさせていただいております。

月額制ですので、上にも書かせていただきましたが臨機応変に、必要な時のみ使用するということが可能です。

■あはきこくし インターネット会員
 ・鍼灸国家試験対策の学習環境サービス
 ・月額 1,500円 (税込)
 ・クレジットカード決済

 ※入会日を起算として1ヶ月毎に課金されます。
 ※入会時無料期間はございません。
 ※退会は購入者様ご自身で行っていただけます

 

◆会員サービス内容
(1)語句メール配信(毎日)「思い出し訓練」
(2)過去問メール配信(毎日、解説なし)
(3)過去問解説メール配信(毎日)
(4)過去問検索アプリの使用
(5)その他各種情報の閲覧(会員サイト)

 ※お申し込み確定後に案内が届きますので、資料をダウンロードしてください。

 (注1) 過去問検索アプリの検索方法には注意点や制限がございますのでご了承ください。結果が膨大になる検索はお控えください。通常使用の範囲においては問題ございません。

 (注2) メール配信では受信時刻の指定はできませんのでご了承ください。

 

よくある質問

会員になったら、どのようなサービスがあるのですか?
サービスは、(1)専門用語メール配信「思い出し訓練」 (2)問題メール配信(問題と正解) (3)解説文メール配信 (4)過去問検索アプリの使用 (5)その他各種情報の提供(会員サイト) などがあります。
スマートフォンが必要ですか?
パソコン、タブレット、スマートフォン等の、インターネット環境があれば大丈夫です。過去問検索アプリはガラケーでも使用可能です。
※メールやアプリはインターネット環境を使用しますので、パケットの送受信が発生します。
メールアドレスが必要ですか?
メール配信サービスを始め、各種情報のご案内にメールアドレスが必要です。申し込み時にご使用になったメールアドレスが必要ですので、パソコンからのメールが届くメールアドレスにてお申し込みください。
会計方法を教えてください
月額制の会員サービスですので、決済システムの都合上、クレジットカードのみとなります。ご了承ください。

 

最後に

ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。

 

「あはきこくし インターネット会員」の学習環境は、もちろん決して「国家試験合格」を保証するものではございませんが、きっと、受験生の方々の国試対策の「強力なサポート」になり得ると私は信じております。

 

過去の経験によりますと、国家試験に合格する3年生は、試験前の時期には「すべての教科が知識としてつながって、勉強が楽しい」という状態になるようです。

PDF文書にも書かれていますが、「勉強が楽しい」という状態になれば、「もっと知りたい」「もっと学ぶ」「さらに知りたい」という好循環のループに入るはずです。

この状態になると、合格への道が開かれたといっても過言ではないでしょう。

 

何も手をつけられない状態の時期は、勉強は苦しくてつらいものです。

でも一つ一つ、知識の小さな積み重ねを繰り返していけば、きっとそのつらい時期を乗り越え、好循環のループが待っていることでしょう。

早くそのつらい時期を迎え、そしてその時期を乗り越えていければゴールは近いと思います。

 

そのための一つの方法として、この学習環境を是非ご利用くださいませ。

それでは失礼いたします。

あはきこくし事務局